「妻に最高の贈り物をしたい」というご主人の想いを聞かせてもらうところからお付き合いがスタートしました。
とてもこだわりの強いご夫婦で、いつしか設計者が提案するという形から、設計者とご家族が共に設計を進めていく「共創」という形に変化していきました。その為、あまり大きな声では言いたくないのですが、初案から最終案に至るまでの設計変更は30回近くに及びました。まさに今僕らが大事にしている「お施主様の想いを空間に翻訳する」ということの楽しさを知った物件になりました。
そうやって設計、デザインされた家が実際に出来上がっていく日々をお客さんは、毎週のように家族で現場に遊びに来ては、coloursのメンバーと談笑したり、仕事を眺めたりして建築を楽しんで頂きました。上棟の日はいの一番の柱をご家族3人で建ててもらいました。そうやって出来上がったご自宅を体験して、自宅に呼ぶお友達には「家づくりは最高の道楽!一生に一度は家を建てるべき」と言ってくださっているようです。